第4章 周期予想法についての考察
ロト6の過去データを提供しているさまざまなサイトで周期というものを見かけることがあります。 この周期とは、何回に1回の割合でその数字が出ているかを表しているものです。 周期の計算方法はサイトによってその厳密さが異なる場合があります。
- 最も単純な方法として総抽選回数に対して何回出ているかを調べる方法。
- 次に、厳密さを求めるなら初めて出た回から現在までの抽選回数に対して何回出ているかを調べる方法。
- 次に、初めて出た回から最後に出た回に対して何回出ているか(出た回の間隔の平均)を調べる方法。
これら3つが主に周期と呼ばれています。
例として、すべての方法で第238回現在の『01』の周期をみてみましょう。
最も単純な1つ目の方法の場合
周期 = 238 ÷ 32
≒ 7.437
2つ目の方法の場合
周期 = 237 ÷ 32
≒ 7.406
[解説]
初回が第2回だったため1回分引いて237となっています。
3つ目の方法の場合
周期 = 235 ÷ 32
≒ 7.344
[解説]
初回が第2回、最後が第237回だったため3回分引いて235となっています。
どの方法にしてもおよそ7.4回に1回出ているということが導かれました。(追記『01の周期』)それを参考に次回『01』は7.4回後だ!…と考えるのは本当に正しいと思いますか? 今までは周期のご紹介をしてきましたが、これを予想に利用する時の注意がこの第4章の本題です。
この周期というものは云わば平均を表しています。出現間隔の平均です。
ここで平均というものを正しく理解しましょう。 平均というものは必ずしもひとつの要素を表しているとは限りません。すなわち、160㎝の人と180㎝の人がいて二人の平均は170㎝ということです。平均の値はこの二人とは関係ありません。
ロト6の周期も同様にほとんどは短い間隔で出ています。10回以上といった長い間隔で出ることもよくあります。その平均がおよそ7回というわけです。
実際に『01』は7回周期で出たのはたった3回に対し、1回周期(連続出現)は8回もあります。
結論
周期というのはただ平均を表しているだけで実際に要素となるものは異なるから注意すべし。